予定を管理するのに予定表やカレンダーを作成することがあるかと思いますが、日付入力はどうされていますか?
日付を一か月ごとに入力されていますか?
この記事では、月ごとの予定表やカレンダーをより簡単に作成し、月末に来月の日付を表示させない方法についてご紹介しています
必須!予定表・スケジュール・カレンダー作成時に月末に来月の日付を表示させないようにする
これらのことをひとつひとつ入力するのは非効率的です
最初に月数だけ入力すれば、セルに設定した数式によって自動的に月末までの日付を入力してくれるような月単位の予定表やカレンダーができあがります
しかも、31日はいらないという月は、条件付き書式を設定することで非表示にすることができます
こちらの記事を何度も読み返して、その操作方法をマスターし、応用力を磨いてください
この方法をご存じの方は少ないので、職場で作成できたら、きっとあなたは注目の的ですよ
予定表・スケジュール表・カレンダーの作り方
私はよく下画像のようなスケジュール表を作成しています
ご紹介しているのは「2023年」ですが、来年のを作りたい方は、2024と入力してください
予定表・カレンダーを作成するときのポイントは
A1番地には、年数の 「2023」 のみ 「2023年」とはしない
B1番地には 月数の 「2」 のみ 「2月」とはしない
パッと見、土日祝日に色が付くので出勤日の予定が入れやすくなります
ここでは、B列の1行目 すなわち「B1番地」には「2」と入力するだけで、2月、「3」と入力するだけで、3月というようにA列に表示されている日付が自動的に変わるように設定しています
ですが、上表の下旬を見てみてください
来月の日付が表示されているので、仕上がりとしてはいまいちですよね?
できれば3/1と3/2は消して欲しい
しかも自動的に。。。
なんて思った方はおられませんか?
私はこれが気になってしょうがなかったです
じゃあ、どうすればいいの? 私にもできるかなあ。。。
大丈夫! 日付を表示させたくないセル番地は条件付き書式の設定をすればいいんです
奇数月は31日までですが、うるう年や偶数月の場合、31日まで表示させたくないですよね
今回は、スケジュール表の作り方をいちからわかりやすく説明していますので是非マスターしてくださいね
3月は31日まであるので、作成しやすい「3月」から作成していきましょう
セルに入力するデータはこれ
①A1番地には年の「2023」、次年の場合は「2024」と入力してください
※この記事では、2023年で説明しています
B1番地には月数の「3」、C1番地には「月 スケジュール」と入力します
〇〇〇〇年と入力したくなりますが、セルには、数値データ「2023」と「3」だけを入れます
②A2番地「日付」、B2番地「曜日」、C2番地「予定」、D2番地「予備」と項目名を入力します
日付を表す数式をたてる時のポイント!
A3番地に入力する数式がとても重要!
「ただの数字ではなく今から日付にするよ!」という数式を入れてあげるんです
それがこの数式→ =DATE($A$1,$B$1,1)
準備として、入力モードを「あ」から「A」にすることを忘れないでくださいね
①数式をたて易くするために 入力モード「あ」を「A」にします
達人はここを常に意識しているんです
②数式をたてたい場所、A3番地を選択します
③=DATE($A$1,$B$1,1)という数式をたてますのでイコール(Shiftキーを押しながら ひらがなの ほ のキー) 続いて、DATEと入力します
アルファベットは小文字でも大丈夫です
次に かっこと ( )の中の「引数」といわれる部分を設定していきます
④開きかっこ A1番地を選択、キーボードのF4キーを押し カンマを入力 B1番地を選択しF4キーを押して カンマ 最後に 1 と入力し 閉じかっこ エンターキーを押します
これで完了です
この数式は、DATE関数の力を借りて、選択しているA3番地に、A1番地の年を見て、B1番地の月数を見て、月の開始日の「1」に設定し、2023年3月1日と表示したよという意味になります
いかがでしたでしょうか
A3番地に 下記の数式バーのような式が設定できましたか?
セル番地に$マークをつけるとセル番地は絶対参照になります
通常、数式を下のセルにコピーすると、参照しているセル(数式元になっている)は相対的に動いてしまいます
数式をコピーしても、いつもB1番地を参照するようにロックをかけることを絶対参照といいます
$マークのおかげで、数式をコピーしても年の入っているA1番地と月数の入っているB1番地を常に見ていることになるんですよ
あなたのキーボードに下記のような「Fn」キーがある場合は、Fnキーを押しながらF4キーを押してください
そうすることで $マークをつけることができます
⑤続いて、A4番地に数式をたてます
=A3番地の日付にプラス1する すなわち次の日ということです
間違いやすいのが、きちんとA4番地を選択していないパターンです
数式をたてたいA4番地を選択し =A3+1と入力してエンターキーを押します
次の日の2日になります
入力し終わったら、再度A4番地を選択しなおして数式バーを見て確認してくださいね
達人はここを怠らないです!
⑥続いて、A4番地にたてた数式をA33番地までコピーして31日まで表示していきます
まずは、A4番地を選択します
するとA4番地のセルが囲まれ、枠の右下角を見ると小さな四角い■マークが表示されています
この■のところにマウスポインターを重ね合わせます
マウスポインターの形が +マークになったところでマウスの左ボタンを押し続け、A33番地までドラッグしていきます
A4番地の数式をコピーしたことになり、A33番地は 3/31と表示されます
日付の表示がスラッシュではなく、「3月1日」と表示された場合、下記の手順を見て「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示し、「表示形式」タブを選択します
【分類(T)】から「日付」を選択してください
右側のサンプル一覧から「m/d」の形式を選択してください
「セルの書式設定」ダイアログボックスは、Ctrlキーを押しながら 横並びの数字の1で簡単に表示させることができますよ! 「Ctrl+1」です
B列の曜日はA列の日付に対応した曜日を自動表示
次は曜日ですよね
曜日はどうしたらいいの?
曜日は、B3番地に「=A3」という数式をたてます
この数式の意味は、「A3番地と全く同じ」という意味です
その後、表示(見栄え)だけを曜日になるように変更していきます
このように、表示形式は実際の見え方についてどうしたいかを設定できるんです
①B3番地を選択し、入力モード「A」を確認 ←これができたら あなたは達人です!
=A3 と入力してエンターキーを押します
②キーボードの「Ctrl」キーを押しながら、横並びの数字の「1」のキーを押して「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示します
③表示されたダイアログボックスの「表示形式」タブを選択します
④【分類】から一番下の「ユーザー定義」を選択します
⑤【種類(T)】の下のボックスに半角小文字で aaa と入力します
上部のサンプルを見ると、「水」と表示されているのがわかりますね
⑥OKボタンをクリックして設定完了です
⑦B3番地が整ったので、数式と「水」という書式をコピーしていきます
B3番地の■マークをポイントして、マウスポインターが「+」の形になったらB33番地までドラッグ操作します(マウスの左ボタン を押したまま+マークを引っ張るイメージ)
これで、曜日表示させることができます
月末に来月の日付は表示させたくない
次に、B1番地を選択して「3」を「2」にして2月の月末を見てみてください
3/1、3/2 と表示されています
ここで、条件付き書式の機能を使って、月末下に来月の日付が表示されたら非表示にする方法をご紹介します
条件付き書式を使って来月の日付を非表示にする|方法その1
<手順>
①A31番地からB33番地を範囲選択します
この6つのセルは、必要のない月には非表示にしたいので選択しています
②「ホーム」タブの「条件付き書式」を選択して、「新しいルール」をクリックします
③「新しい書式ルール」の画面が表示されます
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします
④「次の数式を満たす場合に値を書式設定」ボックスに「=month(a31)<>$B$1」と入力します
こちらの式は、「A31番地の日付の月数がB1番地の月数と違った場合」という意味です
⑤続いて、書式ボタンをクリックします
⑥「セルの書式設定」ダイアログボックスが開きます
「塗りつぶし」タブをクリックして、「色なし」をクリックします
⑦「フォント」タブをクリックして、「白」を選択し、OKボタンをクリックします
⑧2月の下にあった3月の日付は非表示になりました
月末に表示させたくない日付を非表示にする|方法その2
①「方法その1」の⑤の手順までは同じです
「セルの書式設定」ダイアログボックスが開き、クリックするタブは「表示形式」です
②「分類(C)」から「ユーザー定義」を選択します
③「種類(T)」ボックスに、半角英数モードでセミコロン3つを入れます 「;;;」
この設定で、範囲選択しているセルのデータを非表示にすることができるんです!
おススメは、方法2です!
いかがでしたでしょうか
綺麗に作成した予定表やカレンダー、月末の下に来月の日付を表示させない方法をご紹介しました
簡単な方法ですので、ぜひマスターしてくださいね
まとめ
新年度の準備をしましょう
予定表・スケジュール・カレンダー自分でサクッと作りましょう
面倒な月の入力やや曜日指定、休みの日の色塗りは一度自動でできるように設定してしまうと、毎月の表の準備が楽になりますので、ぜひあなたもマスターして作ってみてください
もう一度見たい方はこちら