PowerPointなら図形を組み合わせて新しい図形を作成したり、図形と画像を組み合わせて文字の形に画像を切り取ったり、文字効果の演出をすることができ、タイトルや強調したい部分にオリジナルの図形を取り入れるなどデザイン性の高いスライドに仕上げることができます
「図形の書式」タブにある「図形の結合」ボタンの5つの機能を上手く使いこなすことで、あなただけのオリジナル図形が完成できます
この記事では、5つの機能とその操作方法をご紹介していますので、ぜひ活用してみてください
「図形の結合」ボタンの<接合・型抜き/合成・切り出し・重なり抽出・単純型抜き>の5つの機能
PowerPointなら図形と図形を組み合わせて新しい図形を作成したり、図形と画像を組み合わせて文字の形に画像を切り取ったり、文字効果の演出をすることができます
タイトルや強調したい部分にオリジナルのオブジェクトを取り入れて、デザイン性の高いスライドに仕上げることができます
今回は、「図形の書式」タブにある「図形の結合」ボタンの5つの機能についてご紹介します
接合とは?
接合は、複数の図形を1つに合わせることができます
楕円形3つを1つに合わせてみました
小さい楕円形2つと大きい楕円形で熊さんの形を作ってみました
3つの楕円形を選択して、「図形の書式」タブの「図形の結合」▼ををクリックして「接合」をクリックします
左側の熊さんは接合、右側はグループ化に設定したものです
↓
一見同じように見えますが、枠線を付けてみると違いがよくわかります
接合すると、新たに図形を作成することができます
型抜き/合成とは?
型抜き/合成は、重なった部分を型抜き合成します
四角形を2つ重ねるようにして描いて検証してみました
オレンジ色を前面に配置した図形ですが、①、②の順番で2つの図形を選択することがポイントです
「図形の書式」タブの「図形の結合」▼をクリックして「型抜き/合成」をクリックします
背面にある青色四角形を最初に、続いて前面にあるオレンジの四角形を選択して接合すると、合成された図形の色は青色になりました
前面にある四角形を最初に選択して、背面にある青色四角形を選択してから接合すると、合成された図形の色はオレンジ色になりました
続いて、青色を前面に配置した図形です
選択する順番を①、②のようにして接合すると、合成された図形は下記のようになりました
検証した結果、どちらも最初にクリックした色になって重なっている図形がくり抜かれることがわかりました
私はこの合成された図形をつなぎ合わせてページ全体に対して使うことがあります
ページ全体を囲むと重たい感じがするので、左余白にだけ縦線のように引いて使ったりします
切り出しとは?
切り出しは、重なった部分を境に図形を切り出すことができます
ばらばらにした図形を使って、取ったり移動したり接合したりしてオリジナルの図形を作成することができます
重なり抽出とは?
重なり抽出は、重なった部分だけを抽出することができます
図形の挿入に出てくる図形で思ったようなものがない時に自分で作成することができます
どんな図形にしたいのかあらかじめイメージを持っていると図形の組み合わせがしやすいと思います
いろいろな図形を組み合わせてみて、思いのほかいいのができた!なんてこともありますのでこれはどんどん作ってみた方がよさそうですね
センスの見せどころです!
単純型抜きとは?
単純型抜きは、重なった図形で単純に型抜きすることができます
背面の図形がベースで、前面の図形の形で型抜きされます
楕円形を5つ描いています
背面には青色で大きい楕円形を置きました
背面の楕円形を最初に選択して、Shiftキーを押しながら小さな楕円形を次々と選択してから単純型抜きしました
いろいろな図形を組み合わせてみてできあがってくる図形もあります
もちろん、イメージを持ちながら組み合わせてみるのが一番いいですけどね。。。
文字をアウトライン化する
アウトライン化とは?
テキストボックスで入力した文字列を図形化して、ひとつひとつの文字を単独で図形として扱うことができるようにすることです。
テキストボックスで入力した文字列は文字を追加したり、削除したりいつでも編集ができるのですが、この文字を図形化することによって、さまざまな場面でオブジェクトとして使用することができます
下画像は、OUTLINEと入力したテキストボックスを四角形で覆い、テキストぼっくと四角形とを選択している状態です
両方ともに白いハンドルが付いているのがわかると思います
次に、リボンの「図形の書式」タブにある「図形の結合」▼をクリックして、一覧から「切り出し」を選択しました
切り出したことによって、文字1つ1つが図形になります
これをアウトライン化するといいます
切り抜いた後の四角形はオブジェクトとして使用できます
1つ1つ図形になった文字もオブジェクトとして単独で使用することもできますし、組み合わせて使用することもできます
使い道の幅が広がってきます
画像を文字の形に切り抜く方法についてはこちらの記事で紹介していますのでよかったらこちらも見てくださいね↓
写真を文字の形に切り抜いてカッコよく見せるとは?
「図形の結合」▼にある5つの機能によって、デザイン性の高いプレゼン資料だったり、文書作成だったり質を追求した作品作りの幅が広がります
ぜひ、5つの機能を使いこなしてみなさんもオリジナルのオブジェクトをたくさん作っていただきたいです
まとめ
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