この記事では、Wordで文書作成時に画像を入れたり、イラストを入れたりする場合がありますが、なぜか画像やイラストなどのオブジェクトが自分の思い通りに操作ができないで困ったいる方がいらっしゃると思います
そんな方向けに、文書内にオブジェクトを挿入した直後に必ず行うポイントについてご紹介しています
この記事を読んだあなたは、ちょっとしたコツをマスターすることができ、挿入したオブジェクトを自由に扱うことができるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください
画像やイラストを挿入した直後に行う文字列の折り返しとは?
本文中にある文字列の中に、画像やイラストを挿入すると文字列の配置は画像の周りに配置するのか、文字列の背面に配置するのかなど、文字列をどのように折り返すのか設定する必要があります
文字列の折り返しは6パターン
画像やイラストを挿入した直後に行うことは6パターンある「文字列の折り返し」から選択することです
Wordでは、挿入された画像は必ず「行内」設定になっています
設定が「行内」のままだと画像やイラストを移動しようとしてもカクカクした動きになって微調整したり、中央に配置したりするのが難しくなってきます
画像やイラストを自分の配置したい場所に動かしたいのであれば、設定を「行内」からそれ以外にすると良いです
画像やイラストを挿入した直後に行う設定6パターンとは
- 四角形
- 狭く
- 内部
- 上下
- 背面
- 前面
画像の周りに文字列を四角い形に配置したいのであれば「四角形」設定にします
他にも「狭く」という設定があります
イラストに沿って文字列を周りに配置します
下の魚の画像が「狭く」と「内部」設定です
違いがわかりますか?
どちらもイラストの周りに文字列が配置されていますが、「内部」の方がもっと入り組んでいる形に添って文字列を配置します
イラストだけではわかりにくいのですが、下画像のように編集の点を表示してみると違いがわかります
また、暑中お見舞いのハガキで夏に咲く花のイラストだったり、スイカだったりイラストを強調せずにうっすらと置くことで”味を出す”ようにしたい場合、「背面」設定が有効です
「前面」設定は、文字列の前にオブジェクトを配置しますので文字が隠れてしまいます
なので、「前面」設定にする場合は、文字列のない場所に配置することが多いです
このように画像やイラストを挿入したら「レイアウトオプション」で「文字列の折り返し」設定をし、挿入した画像に対して文字列をどのように配置するのかを決めていきます
「行内」以外の設定にすることで画像やイラストをするすると動かすことが容易になります
画像の編集や文字列の編集中に、画像やイラストがとんでもない所に飛んでいってしまうなんてことがよくありますが、私はいつも画像やイラストを挿入してすぐに「文字列の折り返し」設定と「ページ上の位置を固定」設定にしておく癖をつけています
「ページ上の位置を固定」についてはこちらのブログで紹介していますので参考にしてみてください
↓
オブジェクトを挿入してから設定しておくこと
また、細かいことですが、設定が完了したら文書内をクリックして画像などのオブジェクトを確定しておきます
白〇の「ハンドル」が非表示になったら確定された合図です
これをしておかないとひょんなことでせっかく挿入した写真が消えてしまったとか、ずれてしまったなんてことはよくあるからです
ひとつひとつの作業が完了したことを確認していきましょう
「背面」設定にしたために画像が選択できなくなってしまった時の対処方法
文書内にいくつか図形を配置したり、文字列を画像などの「背面」設定した際に、後でオブジェクトの編集をするために画像をクリックしようとしても複数の画像や図形が埋もれてしまって選択ができない時があります
クリックさせてくれないとか、「ハンドル」がつかないなどの現象です
この時はついイラっとしてしまいますが、このような時の対処方法として2つの方法をご紹介します
- 「オブジェクトの選択」を使う
- 「オブジェクトの選択と表示」を使う
1.「オブジェクトの選択」を使う
「背面」設定して画像を選択することができない時は「オブジェクトの選択」を使います
①「ホーム」タブをクリックして右方向にある編集グループにある「選択」ボタンをクリックします
②「オブジェクトの選択」をクリックします
「背面」設定した為に選択できなかった画像を選択できるようになります
2.「オブジェクトの選択と表示」を使う
①「ホーム」タブをクリックして右方向にある編集グループにある「選択」ボタンをクリックします
②「オブジェクトの選択と表示」をクリックします
その下に、全てのオブジェクトが一覧になったウィンドウが表示されます
一覧から選択したい画像をクリックしてハンドルを付けることができます
また、「目」のマークをクリックしてオブジェクトを非表示にすることもできます
画像やイラストなどのオブジェクトを扱う時は、このような現象になるということを知って、次回からは、挿入直後に「文字列の折り返し」設定をすることを心がけてくださいね
まとめ
もう一度ご覧になりたい方はこちら
「背面」設定にしたために画像が選択できなくなってしまった時の対処方法
画像やイラスをを取り入れた文書を作成する時は、挿入直後に設定を変更することで作業効率がぐーんと上がります
こちらのブログでは、私が文書作成時に気を付けていることをご紹介していますのでよろしければご覧ください
↓挿入した画像やイラストが思うようにならない時とは
”文書作成で気を付けていること”の1.~4.は特に有効ですのでぜひ活用してみてくださいね