今回はPowerPointで袋文字を作成する方法をご紹介します
袋文字というのは、文字が縁取りされている文字のことをいいます
イラストレーターやフォトショップのような高機能のソフトがなくてもPowerPointで簡単に作成することができます
ポイントは袋文字の構造を理解すること
これさえマスターすれば、使い回しができます
袋文字4つのデザインパターンをご紹介しますので、さまざまなシチュエーションで表現力のある文字を作成してみてください
この記事を読んでわかること
・袋文字の構造
・袋文字4つのデザインパターン
袋文字の構造
テキストボックスで入力した文字を3つ用意して、それぞれの文字の輪郭幅を太くしていきます
テキストボックス3つを重ね合わせることであたかも縁取りがしてある袋文字のように表現することができます
ポイントは、太めのフォントを選ぶことです!
袋文字4つのデザインパターン
袋文字のデザインパターンがあります
主な4つが作成できるようになるとさまざまなシーンで活用することができます
- 基本の袋文字
- 立体的な袋文字
- グラデーション
- 画像を入れた文字
1.基本の袋文字
今回は、「アルバイト 募集」の袋文字の作り方をご紹介します
フォントは太めを選択するのがおススメです
<最前面の文字を作る>
①テキストボックスをクリックしてフォント:「AP P黒丸POP体H」にしています
②「アルバイト」と入力して、フォントサイズを72ptにします
③色は「青アクセント1」枠線なしにします
④改行して「募集」と入力し、フォントサイズを166ptにします
⑤アルバイトのテキストボックスを右クリックし「図形の書式設定」画面を表示します
⑥「文字のオプション」をクリックし、「文字の輪郭」をクリックして「線(単色)」を選択します
⑦アルバイト募集のテキストボックスを最前面に設定します
<真ん中の文字を作る>
①アルバイト募集のテキストボックスをコピーします
②色は「白」にし、輪郭幅は「19pt」にします
<最背面の文字を作る>
①アルバイト募集のテキストボックスをコピーします
②輪郭幅は「41.25pt」にします
③テキストボックスを「最背面」設定にします
最前面、真ん中、最背面の設定を調整してください
④最後に3つのテキストボックスを重ね合わせます
縁取りは均等になるようにテキストボックスを動かして調整していきます
縦書きでも横書きでもシンプルに目立たせたい時はこちらをおススメします
ワードアートより、インパクトがあるのでタイトルにはいいですよね
2.立体的な袋文字
さらに、どんとインパクトを与えることができる立体的な袋文字の作り方です
明朝体よりも、ゴシック体か丸い文字の方がおススメです
①作り方は基本の袋文字と同じです
②最背面の輪郭の幅を最も大きくします
③まん中の白文字の幅を少し小さくして最背面のテキストボックスに重ね合わせる時少し上側に配置します
④最前面のテキストボックスの文字は黒色にし少し幅を小さくし、白のテキストボックスの少し上側に配置します
ポイントは、2つ目、3つ目のテキストボックスを少し上側に配置することで立体的に見せることができるということです
しかし、拡大して見ると余分なものが見えているのがわかります
こちらは、「フリーフォーム:図形」を使って見えなくすることができます
①「挿入」タブの図形をクリックします
②「図形」のクリックし、「フリーフォーム」をクリックします
隠したい部分をフリーフォームで描いた図形で隠すイメージです
台形図形を描いていきます
①番号順にクリックして台形図形を描きます
②台形図形の塗りつぶしを「黒」、枠線なしに設定して、不要な白三角形を隠します
③台形は最前面に設定します
不要な部分を図形で隠し、仕上げたものです
既製品の図形を使って隠してもOKです
3.グラデーション
グラデーション
今回は、「特売」というグラデーション袋文字を作成していきます
基本的に3つ重ねますが、文字を1つずつ作成しグラデーションをかけていきます
①「最背面」の文字
文字の塗りつぶし:「なし」
文字の輪郭色:「濃い赤」
②「真ん中」の文字
文字の塗りつぶし:単色 「白、背景、黒+基本色5%」
文字の輪郭色:「白、背景、黒+基本色5%」
③「最前面」
文字の塗りつぶし:「グラデーション」レバーは中の2つを削除し2色グラデーションにする
左端色:「黄」
右端色:「オレンジ、アクセント2.黒+基本色50%」
種類:「放射」 右下角が暗い感じにする
方向:「左上隅から」
④「特」の完成をコピーして文字を「売」に変更する
「特売」でグラデーションをかけると「特」が黄色で「売」が暗くなってしまうので、文字1つずつグラデーションをかけるのがおススメです!
4.画像を入れた文字
文字の背景に画像をいれることでカッコよさを演出できます
作り方は基本の作成方法と同じです
一番前の文字に自然の画像をはめ込みます
①最前面の文字を選択します
②図形の書式タブの塗りつぶしをクリックし、図をクリックします
③画像を選択します
すると、文字の形に画像が切り取られます
以上、袋文字4つのデザインパターンをご紹介しました
イラストレーターやフォトショップのような高機能のソフトがなくてもPowerPointで簡単に作成することができます
ポイントは袋文字の構造を理解すること、これさえマスターすれば、使い回しができます
さまざまなシチュエーションで表現力のある文字を作成してみてください
もう一度見たい方はこちら
1.基本の袋文字
2.立体的な袋文字
3.グラデーション
4.画像を入れた文字